医療訴訟って?

患者が症状を訴え、病院側が間違った判断をし間違った治療を行ってしまい命を落とした場合、遺族などが病院側への損害賠償を請求する。
それが、医療訴訟というものです。
医療訴訟の勝率は約2割と言われています。
かなり勝率が低いのに、年間では約800件以上もの医療訴訟が行われています。
人一人の命を失っているのですから、医療訴訟を起こした遺族側からしてみると、「訴えるのが当たり前」です。
でも勝率が低いのも事実。


勝率が低いものの、「和解率」はさほど低いとはいえません。
これは、これまでの医療訴訟例を見ていくとよくわかります。
医療訴訟は通常の民事裁判よりも時間がかかります。
訴えた遺族側の勝率が低いのは、ただ時間がかかるというだけではなくそれ以前に「示談で済ませてしまう病院が多い」からです。


まず、医療ミス事件によって遺族側についている弁護士は、訴状の前に病院側と話し合いをします。
そこで、病院側に過失があると明らかであれば示談をするケースが多い傾向にあります。
つまり、病院側の過失が明らかではない場合、示談で解決されずそのまま医療訴訟を起こす結果となるというわけです。


示談へ移行しないところからすでに、病院側の「過失を明確にすることが困難」な状態です。
ここで勝率がぐんと低くなってしまうわけです。
医者ではない私たちは、「適切な治療」の基準などわかりません。
そこで、専門性を熟知している病院側が治療は標準的な治療水準に達していた」と主張すればより裁判が長引き、勝率の可能性も低くなってくるわけです。
病院側だって、「間違った判断で患者の命を落とさせました」なんて話を広めたくはありませんからね。
それを踏まえて、当サイトでは医療訴訟の和解率についてご紹介しています。